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サイト運営者がCPIのシェアードプラン SV-Basicを使うためのヒント


CPIのシェアードプランSV-BasicやACE01(現在は販売終了)でウェブサイトを運営するときに、SSHやFTPで公開サーバーに直接ファイルを上げているサイト運営者ってどれくらいいるんだろうかという疑問があって、こんな記事を書いてみました。

どちらのプランにも、標準で「公開サーバー」と「テストサーバー」の2つの環境が用意されていて、さらにSmartReleaseというプロダクトが使えるようになっています。

公開サーバーは、その名前の通り、ユーザーに閲覧してもらうためのサイトデータを置く場所です。テストサーバーは、開発環境としてだけでなく公開前の動作や関係者確認などでつかえるサーバーです。

一般的な企業サイトであれば、サイトの修正などでいきなり公開サーバーへアップするのでは無く、自分たちで用意したテスト環境などにファイルをアップロードして、動作や関係者確認などをすることが多いのではないのでしょうか?

CPIのシェアードプランSV-Basicでは、このテスト環境を新たに構築すること無く、標準で利用可能になっているため、テスト環境構築に関わるリソースを使うことがありません。

また、このテストサーバーは、ドメインこそ違いますが公開サーバーと同じ環境なので、自分たちで用意したテストサーバーでは動いたのに公開サーバーに上げたらうまく動作しないということがなく、SV-Basicのテストサーバーで動けば、同じ環境なので公開サーバーでも動きます。

サイト構築中であれば、この部分は重要になるとは思いますが、最も重要なのはサイトは公開してからがスタートであり、運営が何よりも大切な点です。このとき、CMSで全てを管理している場合を除き、一定数はFTPやSSHを使ってファイルをアップロードすることがあると思います。とりわけ、専門的な知識をほぼ無い状態でもFTPクライアントを使ってファイルをアップロードするのはとても簡単です。

サイト改ざん対策としてSmartReleaseをオススメする理由

SV-Basicでも、他のレンタルサーバーと同様に、FTPやSSHをコントロールパネルからアカウントの設定が可能です。SV-Basicの場合、公開サーバーとテストサーバーそれぞれアカウントの発行が可能です。

一般的なサイト運営においてのページ公開までのフローは、

  1. テストサーバーにFTPなどでファイル転送
  2. 各所へ確認
  3. フィードバックをローカルなどで開発
  4. テストサーバーへ修正データをアップ
  5. 公開サーバーへFTPなどでファイル転送
  6. 公開

こんな感じかと思います。ここで注意しなくてはならないのが、公開サーバーへのファイル転送。昔とは異なり今ではネットワークのスピードも格段に向上していることもあり、ファイル転送に時間がかかったり、なぜが転送失敗してサイトが壊れたみたいなことはほとんど無いとは思いますが、昨今のセキュリティ事情を鑑みると、手軽に使えるFTPがハッキングされてサイトを改ざんされることも念頭に入れなければなりません。FTPのハッキングの最たる例は、推測しやすいユーザー名やパスワードにより、簡単にサイトへアクセスされてしまうことです。

このハッキングの対策としては、FTPのIDやパスワード管理をしっかり行うことが大切ですが、SV-Basicを使うのであれば、FTPを行わないという選択肢もひとつだと考えます。FTPを使わない場合、ローカルからのファイル転送はどのようにすれば良いのでしょうか?その答えがSmartReleaseです。

CPIのシェアードプラン SV-BasicやACE01(現在は販売終了)では、公開サーバーとテストサーバーが標準で利用可能ということ以外に、SmartReleaseというプロダクトを使うことができます。SmartReleaseは、ファイル転送、サイトリリース、サイトバックアップがひとつのパッケージとして提供されているプロダクトです。

SmartReleaseを使ったサイト運営はどんなフローは以下のようになります。

  1. テストサーバーにFTPなどでファイル転送
  2. 各所へ確認
  3. フィードバックをローカルなどで開発
  4. テストサーバーへ修正データをアップ
  5. SmartReleaseでリリース処理
  6. 公開

公開サーバーへファイル転送を行った場合との違いは5番のみです。たったこれだけで、FTPを介さずともサイトの公開ができます。

バックアップからの復帰がボタンひとつでできるので安心

元の状態に戻したいときは、「リストア」をクリックするだけ。

そしてこのSmartReleaseの最も優れた点は、リリース処理と同時に直前の状態をバックアップしてくれます。そのため、リリース処理後なにかしらの不具合が見つかったような場合、直前の状態にバックアップから戻す機能を使うことで、安全に直前の状態へ戻すこともできます。これが、ボタンクリックひとつでできるのです。

また、SmartReleaseは、一日一回毎夜サイトのバックアップが行われています。このバックアップは、公開サーバーだけでなく、テストサーバーも同じようにバックアップされ、どちらのサーバーも最大で30世代分保持されているため、いつでも戻したいところへ戻すことができます。

サイト運営者にとって、SmartReleaseはサイト運営での困ったを解決してくれるプロダクトです。

次回は、実際に今の会社で行っている運用方法をベースに、このSmartReleaseをより掘り下げてみようと思います。


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