Jimdoを有料プランにすると、独自ドメインが使えるようになります。Jimdoに限らず、多くのウェブサイトビルダーは無料で使えるプランと、有料で使えるプランがあるのですが、どのウェブサイトビルダーも有料プランにすることで、独自ドメインでウェブサイトの運用が可能になります。
今回は、独自ドメインって必要なのか否か?の話ではなく、Jimdo(ジンドゥークリエイター)で独自ドメイン運用におけるサブドメイン運用についての話です。
サブドメインでの運用例
さて、どのようにおこなうのかの前に、実際にサブドメインで運用している例を紹介しますが、まずは勤務先のサイトについて紹介します。勤務先のサイトは、コーポレートサイトとリクルートサイト、会社の取り組みを紹介したプロジェクトサイトの3つのサイトを広報室の私が管理しています。
このサイトは、勤務先のコーポレートサイトでドメインは、https://www.kddi-webcommunications.co.jp/ で管理運営すべてを私一人で行っています。a-blog cmsで構築して、弊社のレンタルサーバー「CPI」のACE01という共用サーバーを特別に1棟貸しで使っていて(笑)、SmartReleaseを活用しています。SmartReleaseについては、以下の記事を参考にどうぞ。
さて、リクルートサイトとプロジェクトサイトですが、実際の運用者は前者が弊社の人事担当、後者が広報室のメンバーによって記事の追加や情報の更新などを行っています。当然彼らはWebサイト制作を生業としているわけではないので、なるべくわかりやすく運用してもらうために、これらのサイトを構築するのにJimdo(ジンドゥークリエイター)を選びました。
通常、コーポレートサイトを主とした場合、これらのサイトはドメイン配下に置かれることが多いのですが、Jimdoで制作するサイトはドメイン配下に置くことが出来ないため、サブドメインを使って運用をすることになります。Jimdoには、リリース当時からJimdoと言われていたプロダクト「ジンドゥークリエイター」と、より簡単にウェブサイトをつくることができる「ジンドゥー AI ビルダー」というプロダクトがありますが、以下のサイトはデザインのカスタマイズとサブドメインが利用できる「ジンドゥークリエイター」を利用しています。
このサイトは、勤務先のリクルートサイトです。ドメインは、https://recruit.kddi-webcommunications.co.jp/ です。
このサイトは、同じく勤務先で私が所属している広報室で運営管理している会社の取り組みを紹介しているサイトでドメインは、https://project.kddi-webcommunications.co.jp/ です。
ご覧いただいておわかりかと思いますが、「www.kddi-webcommunications.co.jp/recruit」や「www.kddi-webcommunications.co.jp/project」ではなく、wwwの部分がそれぞれrecruit、projectとしていて、サブドメインで運用しています。サブドメインがSEO的どうかという話をするつもりは全くなく(個人的にはどっちでも良いと思ってるし、あくまでもコンテンツが魅力的かどうかだと思っている)、サブドメインでもJimdo(ジンドゥークリエイター)では運用が可能と言うことです。
サブドメインの登録方法について
Jimdo(ジンドゥークリエイター)の有料プランで独自ドメインを利用するには、2つの方法があります。ひとつめは、有料プランにアップブレードの際にJimdoでドメインを管理する方法。ふたつめは、外部のドメイン管理会社でドメインを取得して、そのドメインを構築中のJimdo(ジンドゥークリエイター)のサイトに接続する方法です。そのうち、前者のJimdo(ジンドゥークリエイター)を有料プランにアップグレードしてドメインをJimdoで取得した場合は、サブドメインでの運用は出来ません。サブドメインでの運用が可能なのは、後者の外部でドメインを取得・管理している場合のみになります。ここは注意してください。
さて、今回の例にある弊社のサイトの場合は、ドメインは会社で取得していて、ウェブサイトの基本アドレスでもある「www.mydomain.co.jp」「mydomain.co.jp」どちらでもコーポレートサイトが表示されます。サブドメインでの運用にあたっては、サブドメインをJimdoで構築中のサイトに向ける必要があるため、その手続きを社内で行いJimdo(ジンドゥークリエイター)に向けてもらいました。
これは、外部のドメイン管理会社でドメインを取得していることと同じことで、主たるドメインはそのままでサブドメインをドメイン管理会社の管理画面で準備し、そのサブドメインのアドレスをJimdo(ジンドゥークリエイター)に向けるように設定します。この設定は、ドメイン管理会社によって異なるので、ここでは細かいところは紹介しませんが、まずはサブドメインの用意から始めます。
次に、Jimdo(ジンドゥークリエイター)との接続です。通常は、主ドメインである(www有り無し)でしか管理画面からは設定できず、サブドメインを入力しても「www.サブドメイン名.myadmain.co.jp」のようになってしまい、意図したサブドメインでの運用が出来ません。
そこで、ドメインの接続の前に、サポートセンターへサブドメイン利用の旨を伝え、サブドメインをJimdoで構築中のサイトと紐付けてもらいます。
弊社の取り組みを紹介しているサイトの管理画面はこんな感じになっています。一番上がもともとJimdo(ジンドゥークリエイター)で作ったときのJimdoのドメインです。真ん中は以前の広報ブログのドメイン、一番下がサブドメインで利用するドメインになっていて、一番下のサブドメインをJimdo(ジンドゥークリエイター)のメインドメインに指定している図になります。
紐付けが完了したら、晴れてサブドメインでサイトを運用することが出来るようになります。サポートに連絡するのが面倒と思われるかもしれませんが、有料プランでは優先サポートが受けられるので、無料プランを使っている方よりも早く回答と設定をしてもらえるので、サブドメインでJimdo(ジンドゥークリエイター)で作ったサイトを運用したい場合は、まずはサポートセンターへ連絡してみてください。
Jimdoで作ったサイトのサブドメイン化への流れは、こんな感じです。
- まずは有料プランへアップグレード(このタイミングでなくても良いが、5番の前までにアップグレードは済ませておく)
- 外部ドメインサービスでドメインを取得
- 外部ドメインサービスのドメイン管理画面でサブドメインを作る
- 外部ドメインサービスのドメイン管理画面でサブドメインに対してCNAMEの設定を行う
- ジンドゥーのサポートセンターへ連絡し、サブドメインの運用を伝え設定をお願いする
- ジンドゥーの管理画面でサブドメインが表示されたら、メインドメインへ指定
Jimdoはサブドメインでの運用できないという話を小耳に挟んだので、実際にサブドメインで運用しているJimdo(ジンドゥークリエイター)で作ったサイトの紹介に合わせて、サブドメインの設定方法について簡単に紹介しました。
それでは!